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Showing posts from June, 2019

2019年7月3日 礼拝説教 「小さな群れよ」

2019 年 7 月3日礼拝説教 「小さな群れよ」 ルカによる福音書 12 章 29 節 ~ 34 節  29節              あなたがたも、何を食べようか、何を飲もうかと考えてはならない。また、思い悩むな。 30節              それはみな、世の異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要なことをご存じである。 31節              ただ、神の国を求めなさい。 そうすれば、これらのものは加えて与えられる。 32節              小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。 33節              自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない。 34節              あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。」   実行不可能のものが多いと言われるのはイエス様の教えです。その中でも特に厳しいのは今日の、「自分の持ち物を売り払って施しなさい。」という言葉です。すっかんぴんになるまで、施しをして貧しい人に与えなさいという指示です。キリスト教徒の多くはこの精神に従って生きようとしますが、完全に実行できているのはそのごく一部です。家族を養うことが多い、プロテスタントの牧師のほとんどは、...

2019年6月24日 礼拝説教 「烏と野原の花」

2019 年 6 月 24 日礼拝説教 「烏と野原の花」 ルカによる福音書 12 章 22 節 ~ 28 節  22節           それから、イエスは弟子たちに言われた。「だから、言っておく。命のことで何を食べようか、体のことで何を着ようかと思い悩むな。 23節           命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切だ。 24節           烏のことを考えてみなさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、納屋も倉も持たない。だが、神は烏を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりもどれほど価値があることか。 25節           あなたがたのうちのだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。 26節           こんなごく小さな事さえできないのに、なぜ、ほかの事まで思い悩むのか。   27節           野原の花がどのように育つかを考えてみなさい。働きもせず紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 28節           今日は野にあって、明日は炉に投げ込まれる草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことである。信仰の薄い者たちよ。   人間は心配する動物です。他の動物と違って自分の将来の姿を思い描くことができます。その結果、夢を膨らませ、計画的な行動を取ることができますが、その一方、悪い予感に悩まされることもあります。...

2019年6月17日 礼拝説教 「バカモノ!」

2019 年 6 月 17 日礼拝説教 「バカモノ!」 ルカによる福音書 12 章 13 節 ~ 21 節  13節           群衆の一人が言った。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」 14節           イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」 15節           そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである。」 16節           それから、イエスはたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作だった。 17節           金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、   18節           やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、 19節           こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』 20節           しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。 21節    ...

2019年6月10日 礼拝説教 「私たちと聖霊」

2019 年 6 月 10 日礼拝説教 「私たちと聖霊」 ルカによる福音書 12 章 8 節 ~ 12 節  8節                   「言っておくが、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、人の子も神の天使たちの前で、その人を自分の仲間であると言い表す。 9節                   しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の天使たちの前で知らないと言われる。 10節              人の子の悪口を言う者は皆赦される。しかし、聖霊を冒涜する者は赦されない。 11節              会堂や役人、権力者のところに連れて行かれたときは、何をどう言い訳しようか、何を言おうかなどと心配してはならない。 12節              言うべきことは、聖霊がそのときに教えてくださる。」 十字架にかかって死んだはずのイエス様が、圧倒的な力と権威を帯びて地球に戻り、天使たちを遣わして世界各地から弟子たちを集める。これは新約聖書の中心的な教えの一つです。「帰って来たウルトラマン」のような話だと言うかもしれませんが、二千年近くたった今も、「イエス様の再臨」というこの出来事を心待ちにしているキリスト教徒が世界中に大勢います。 最後のどんでん返しとも言えるこの出来事が起きると、「実は私もイエス様の仲間だ」と言う人がたくさんいるでしょう。そこで、本物と偽物を見分ける必要がで...